一月から、衛生放送を追加して、歌舞伎の特集をディスクにコピーしている。
一月は玉三郎の特集なので、一ヶ月だけのつもりだったが、2月は、猿之助の舞台があるので、2月も。三月は、玉三郎の出雲阿国があるので、3月も延長。
ケーブルテレビ以外に、オプションの費用はかかるので、今月だけだと思いながら、続けている。
一月は、玉三郎の高野聖、天主物語、海神別荘、と玉三郎のインタビューがあった。
2月になると、仁左衛門の襲名披露があり、再試不可能と言われた孝夫が、病から復活して、襲名披露の運びになつたので、口上は、沢山の役者がずらりと歌舞伎座の舞台にならび、玉三郎も、ずっとコンビを組んできた、孝夫兄さんの、襲名の席に参加していて、二人とも若くて綺麗だ。
亡くなった人達の顔も懐かしい。玉三郎がインタビューで語っていた羽佐衛門、富十郎、などの元気な姿を見ると灌漑も深い。
襲名披露の舞台て、仁左衛門と玉三郎のコンビで、助六を見ることも出来た。
劇場でしか味わえない醍醐味はないが、セリフもわかるし、古い舞台を見る事ができるので、とても値打ちがある。
ある程度でやめるつもりだけど、毎月、魅力的な舞台の宣伝がはいるので、やめられない。
とこにも行けなくなっても、テレビがあれば、なんとか楽しくやっていけそうだと思う。
それも目が見えてこそ。見えないとダメ。
私にとっては、目が命だと思う。
そういう風に思ったのも、こういうことはあったから。
眼鏡が見えなくなってきて、最近視力が落ちて、舞台が眼鏡だけではみえづらくなっていた。いよいよだめだ、と久しぶりに、眼鏡を作りに、長居まででかけた。
一年くらい前だったか、梅田の阪急の改札を出たところに、店じまいの眼鏡屋があって、すごくバーゲン。
何十年も続けてきたけど、いよいよやめるというので、視力をはかってもらったら、度が進んでいると言われて、作った眼鏡が、二つとも、どうも良くないので、ほとんど使わず。8年ぶりに長居まで行った。新しく作った眼鏡を見てもらったら、乱視が入っていなくて、これではだめだと言われた。視力検査も、ちゃんと見えていないで、どっと見えるというのは、見えませんと言わないとだめですよ、と言われた。
そこで、「眼球の裏の方に問題あると、こういう風に、片方が視力の衰えが見られるから、専門医に診てもらうように」と勧められた。
翌朝、すぐに、
いつもドライアイで、かかっている医院に翌朝行って、眼底検査をしてほしいと頼んだ。2,3か月に一度は、視力の検査をしていて、1,2くらいは出ていたのだが、眼鏡屋に、あてずっぽうで言ってはだめ、はっきりとわかるものしか、わからないと言わないのだめです、と言われたものだから、そうかな、と思うくらいの場合は、わかりません、と言ったら、視力が0,8に落ちていて、眼科医は、、どこかで、言われたのですか?というので、事情を話すと、一度眼底検査をしてもいいですね、と言ってくれた。十何年、眼底検査はしていないかった。
万が一、黄斑偏性や、網膜剥離、眼底に、血管の異常がないかを調べたほうが良いと、眼鏡屋で脅かされて。
これは、進行を止める以外に方法はなく、ほつていて、失明することもあると言われて、恐ろしくなって。
検査の結果、異常なし。
ホッとした。
ドライアイで、角膜に傷があると、視力が落ちるので、傷があるから、こんな時は眼鏡を作らないでくださいと言われた。
ドライアイが、昼から夕方にかけて、ひどくなって、目が空けていられないくらいになった。眼底の薬のせいかもしれない。
だんだん、ひどくなっていくドライアイ。泣きはらしたような目になる。鼻水が出て、ひどい状態になる、やっかいなドライアイだけど、
失明よりはずっと良い。
目も耳も大事だけど、耳は補聴器で補えるのが、眼はそうはいかない。
樹木希林は、しらないうちに、片方が見えなくなっていた。両方で見ているとわからない場合が多いので、片方づつ、目をふさいで時々チェックすることが必要だ。
母の白内障も、片方がほとんど失明状態だった。もう少しで手術できないところだったと言われた。
音楽だと、耳で楽しめる。本は録音テープもあるが、舞台や、映画、テレビは、視覚がメインで、目が命。