藤山寛美が亡くなって、27回忌の記念公演を観に、松竹座に行きました。
藤山寛美の十八番を、孫が演じています。
思い出の写真集が、ロビーに飾られ、孫を抱いた、藤山寛美夫妻の写真もあります。
一生懸命演じているので、余裕がない。
演技は、間が大事なのですが、それがまだ全くない。
藤山寛美の偉大さが、孫の演技を通して、ますます光る。
他の役者さん達は、ベテラン揃いなので、余裕のある笑いを引き出して、観客を無理なく笑わせていた。
ゲストに波乃久里子が出ていた。
藤山寛美は、まともとは、新派の役者だつた。新喜劇の渋谷天外に誘われて、松竹新喜劇には入った。
2000回無休興行は記憶にあるが、肝硬変の悪化で60歳でこの世を去った。
大きな借金を抱えて、無休講演。
藤山寛美を超える喜劇役者は出てこないだろう。
帰りに、はり重のカレーハウスで、ビフカツランチを食べました。家に帰ってからでは遅くなるので。
本町まで歩いて、地下鉄に乗りました。
御堂筋を歩くと、有名ブテイックを観ながら歩くので楽しい。
心斎橋から、戎橋にかけて、アジアの観光客ばかり。
日本人はマイノリティ。