劇場空間

元気だして行きまっしょ。 機械も長く使っていると、動きが鈍くなります。油をさして、動きを良くしてあげないと。オリーブのように、豊かな実を育てられるブログにしたいです。

神戸松竹で歌舞伎映画「文七元結」

 

     

 先週の土曜から、松竹系の映画館で、歌舞伎映画が上映中です。

5月は、勘三郎主演の「人情噺、文七元結」です。

http://www.shochiku.co.jp/cinemakabuki/lineup/06/

最近、歌舞伎に興味を持つようになった友人と、映画館の前で

待ち合わせました。

朝一番は私の苦手なところですので、前夜は早い目に寝ようと

思っていたのに、寝たのは1時半いつもと同じようなもので、

もとに置いている本を読み始めたら、すぐに眠たくなって。

今、バルチュスの,自身を語る、という本を読み始めた所。

バルチュスの話は又にしましょう。

チケットが買えないといけないからと、劇場の前に9時半までに

行きましたら、友人はすでに来ていました。

10時前に、と約束していたのですが。

入場料2000円なので、火曜日と言っても、割引ないから空いている

だろうとは思っていたのですが、私の後ろに、随分人が並んで、

チケットまだあるかしら、と不安そうな声も聞こえてきます。

前売りを買っている人が多いようで、私は、株主用の無料カードを持っている

ので、行きたいという人がいると、一緒に行けば無料なのです。

早く来て良かった、正解でした。

劇場は、満席状態で、私が選んだ席は、真ん中見やすい場所。

隣に来ていたおばあさんに「歌舞伎お好きですか?」と声をかけたら

「60年以上歌舞伎見ていますから、私が解説しますよ。」よいわれて

話していたら、予告編の「刺青」が始まっていて、後ろから「煩い」と

怒鳴られて、熱が冷めてシュン。

本編が始まるや否や、お芝居に引き込まれ、会場は大笑いの渦と化し、

やがて、顔は涙でくしゃくしゃになり、あっという間に終わってしまった。

ああ、悔しい。勘三郎がいないなって、惜しいよ。悲しすぎる。

元気一杯の勘三郎の、人を笑わすことにかけては、他に類を見ない歌舞伎役者。

江戸っ子ならではの、歯切れの良さと間の旨さ。

女房役の扇雀さん、隣のおばあさんが「こんなに上手だとは、今まで思ったことなかった。」

と言うので、「コクーン歌舞伎や中村平成座で、勘三郎さんと一緒にやるようになって、随分飛躍されました。」と説明しました。

 実に、楽しい歌舞伎映画ですので、歌舞伎に興味のない方も、歌舞伎の台詞がわからないかたも、誰でも、「歌舞伎って面白い。」体験を映画館でできますから。

山田洋二監督ですから。勘三郎の義理のお父さんの芝翫さんの名演技もご堪能あれ。

1時間半もないので、もっと見たいと名残惜しさはつきねども。

劇場のそばにあるレストランは、昼時にはいつも満員だそうで、

11時半だけど、もう中席は埋まっていて、外にテラス席はまだ空いていました。

欲張りの私は、いろいろランチという、オードブル形式のランチを注文しました。

私だけ、白ワインも注文するはめになったのですが、隣の席の人達がビールを飲んでいるので、この店にも、ランチビールがあるのかな、と思って、ウィエイターに、「ランチワインわりますか?」なんて聞いてしまって、リスト見せてもらったら、普通のワイン。

一番安い500円のを一杯注文。

ワインついて2000円のランチなので、たしたことないけど、

なんでこの店がこんなに人気あるのかしら。

お喋りするには、ガーデンにお花があって、女好みのお店ですが。

さんざんのお喋りの後、今度は、センター街のモロゾフに。

モロゾフでは、ケーキ3品のコーヒーのセットで1150円の特別料金がありましたが、

食べ過ぎるからやめて、コーヒーとケーキの単品だと1100円だから、前者に比べると割高なので、友人の注文にまねて、プリン525円だけに。

 この注文の仕方、ばっちり正解でした。

主婦って、賢いです。

アイスクリームと果物もついて、大きなプリン。ケーキならコーヒーが欲しくなるけど、

プリンやアイスクリームというのは、水の方が合うようです。

連日の寝不足と、太った分、コナミで歩く時間を増やしていて、相当の疲れがたまっているので、甘いものが欲しかったのです。