劇場空間

元気だして行きまっしょ。 機械も長く使っていると、動きが鈍くなります。油をさして、動きを良くしてあげないと。オリーブのように、豊かな実を育てられるブログにしたいです。

玉三郎のアフタートーク

   

 南座で、玉三郎の「ふるあめに袖はぬらさじ」を水曜日に観てきましたが、その時に、

 19日のアフタートークがあることを知りました。

 どうしようかと迷ったけれど、やはり、後悔しては、と昨日の土曜日、12時から配布する、無料のチケットをもらいに、朝から出かけました。

 無料といっても、玉三郎の美の世界、という特別展示の1000円券を買った人か、当日の観劇券を買った人に。

 水曜に、観劇のチケットが込みなので、玉三郎の美の世界は、観ていたのですが、

 何度観ても素晴らしいので。

 

  3階席から観た「ふるあめに」演技者達が、1階席に目の中心が行くので、顔の表情が見えにくいという欠点がありましたし、玉三郎の声が通らなくて、最初聞きにくかったのですが、身のこなしの、一部のすきもない美しさ、映画でもやってましたが、舞台でないと。

  

 6時半からのトークで、玉三郎が、「夕日が海に映る様子を是非観て欲しい」と言って、  照明さんに依頼して、「ふるあめに」の舞台で、アメリカ行きを決意して、別れる青年と、花魁の心の切なさを、夕日の色の移りゆきで、あらわそうとした、玉三郎さんの説明があって、ついこの前、舞台を観ていたのに、そういう細かいことまで観ていないな、と、こういうトークを聞いてから、舞台を観ると、なお良かったのでは、と思った次第。

 一時間も、トークがあって、朝から列んでいた人がいたけど、私は12時からで、150番目だったけど、前から3番目の席が取れて、すごくよく見える席で、松田さとしさんも、若くてハンサム。話はとても興味深い話ばかりで、あっという間に時間が過ぎました。

  6月9日には、玉三郎と愛の助、とのアフタートークがあります。

 この日の観劇券は、きっともう売り切れ状態かもしれませんね。 でも、観劇している人でも、一旦出て、再入場ということになりますから、根性がいりますよ。皆が出てくるまで、待つのに、時間がかかって、トイレに行きたいと、泣きそうになっている人がいました。