劇場空間

元気だして行きまっしょ。 機械も長く使っていると、動きが鈍くなります。油をさして、動きを良くしてあげないと。オリーブのように、豊かな実を育てられるブログにしたいです。

松竹座、初春歌舞伎

松竹座に、歌舞伎を観に行きました。

出し物も内容も充実した、お正月にふさわしい、楽しいお芝居です。

鳴神の、壱太郎と愛之助の息が合って、互角の演技で火花を散らせて、とても良かった。

次の、扇雀が、傾城から、獅子まで変化に富んだ、長時間に及ぶ舞も、玉三郎のような、艶やかさには、かけるけれど、体力のいる踊りに、驚嘆しました。

50分間の、踊り、しかも、重いカズラをつけて、軽やかに踊るのですから、凄い。獅子になつて、頭を振り回すのも、長くて、拍手が、止んでも、どんどん早くなるので、また拍手をやり直すくらい長かった。

三作目のらくだは、愛之助と中車のコンビで、観客を大いに笑わせていました。

中車は、踊りはだめだけとど、世話物の演技は、抜群、歌舞伎役者がかなわない。自分の当たり役を作って、なくてはならない存在感を発揮するこの頃です。

顔見世、南座

恒例の京都南座での顔見世に、行ってきました。

アメリカから帰って、朝早く起きているので、買ったチケットの番号を見ておこうと、パソコン開いたら、11時からだと思い込んでたのですが、10時半からだつて、ラッキーでした。

お弁当を高島屋で買うつもりで、早く出たのですが、美濃吉で帰りに食事しようと思って、河原町にある、神戸屋でモーニングを食べました。

しっかり食べておけば、お昼にお腹が空かないので、芝居がはねてから、美濃吉に行けるから。

3階の一番前の席のが良いのですが、なかったので、右手の席を買ってきました。9500の二等席。

舞台に近いけど、身を乗り出さないと片側が見えない。

耳が遠いから、聞こえないセリフもあって、適当に想像する場面も。

最初の、基盤太平記は、扇雀が、蔵之介を演じて、厳しさにも情のある良い演技をしていました。力役の壱太郎さんも良かった。

妻役の、孝太郎さんは、苦労人の健気な女役ははまり役。

涙を誘うお芝居で、とても良かった。

師走は、忠臣蔵が定番だけど、愛之助は吉良の間者で、山科で働く下代で、蔵之介が、全く仇落ちの気配がないと報告し、逆に助ける役所。

2番目の吉野山は、橋之助の忠信に藤十郎の静御前のコンビで踊り。

忠信は、猿之助が美味すぎるのですが、橋之助は大柄できっぷがいいから、可愛らしさといじらしさがないけれど、かつこの良い、頼もしい忠信としては、良かった。

3番目の、河㽵は、先代の鴈治郎の名演技で有名な役。

鴈治郎襲名の花なのてすが、聞き取れなくて、話の面白さがわからなくて。

お楽しみは、仁左衛門の土蜘蛛。このために、チケットを買ったようなものです。

能と歌舞伎のコラボのような舞台です。お正月らしい、華やかで、めでたい舞台。後ろにずらっと、お囃子とうたい。松の背景。

ほとんどの役者が勢ぞろいで出ていて、踊りが主の舞台。橋之助、扇雀、愛之助の3人の共演の踊りも楽しませてもらいました。

仁左衛門の土蜘蛛は、よく似合う。赤い舌も、少しだけ出す程度で、品のある気高い土蜘蛛。背が高く、威厳もあって素晴らしい。

玉三郎が、時々このような役をするのだけど、似合わない。そのうえ、赤い舌を思いつきり出して、その長いこと。あれは嫌い。

お腹を空かせて、美濃吉に

いつものお弁当を注文。

顔見世ように、デザインした紙が貼ったお重。

サービスの飲み物は白ワイン。

プレゼントのハガキも持って行った。

立ち吉のお皿をもらった。軽くて良いお皿をまえにももらって気に入ってきる。

お料理が美味しい。久しぶりだから、余計にそう感じる。

4時以降に、女性には、デザートをサービスしているとかで、プリンが出された。

凄くお値打ち。申し訳ないくらい。

東山が、雨に、薄雲の霞のよう。

一人ではもったいないのだけど、今年はもう、京都まで来る時間がないと思って。

夜の部も安い席が空いてれば見ようかと思って、南座のチケット売り場に行ったら、一等だけが残っていた。

海老蔵の弁慶、上手くなったかな。観たかったけど、25000円で、途中からはもったいないから、やめた。

祇園のかつら屋で、椿油を買った。

9月に収穫したばかりの、しぼりたて。

かつら屋の椿油は、猿之助からの情報で使っている。

大阪中村平成座

行って来ました。大阪城を背景に作られた、大阪中村平成座の歌舞伎公演。

昔の芝居小屋を再現して作られているので、思ったよりも小さくて、私の席は一階右手、一段目の12番だつたのですが、舞台が凄く近いので、オペラグラスは不用でした。

夜の部は、俊寛なので、選んだのですが、橋之助の俊寛でした。

中村座では、橋之助が演じているよう

舞台が小さいので、俊寛はどうかなと思うけれど、昔の小屋はそうだったのでしようから。

私の俊寛に対する印象は、もっと小柄でやせ細っているので、元気の良い橋之助の俊寛は、ピンと来ないのてす

でも、熱演でした。

盲目物語は、勘九郎が、盲目のあんまと、秀吉の二役で、七之助は茶々、扇雀のお市は、当り役です。

お見事。

勘九郎は、勘三郎が乗り移ったように、声色もよく似ています。

てもまだまだ、勘三郎の間の取り方、人を惹きつける魅力には、ほど遠い。

お父さんは凄い役者だったと納得させられます。

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この前見た、猿之助のワンピースからまだ抜けられないので、期待が大きいだけに、勘九郎と七之助には、もっともっと、大胆な冒険をしてほしい。

松竹は、映画で東宝に水をつけられ、低迷なのですが、ワンピースで巻き返しを期待しているよう。

確かにワンピースの人気は、これからもしばらくは続くでしよう。

横からなので、最後に、大阪城が見えるのですが、草木が朧に見えていました。

仮設の小屋だから、トイレも大変。

20あるのですが、トイレに誘導する係の女性が、4人、途切れなく使えるように、必死で案内しています。

贈り物の胡蝶蘭がトイレまでの道にびっしり。大きな胡蝶蘭の最高のものばかり。

外でお弁当や、江戸の技自慢の品々の店があって、ニューヨークでも出ていたお店。

小屋作りから、相当の費用もかけて、1ヶ月の公演だけのためですがら、チケットが、15000円でも、少しも利益は出ていないのでは?

お大臣席は、二階の正面に、4席しかなかった。食事付き。

松竹新喜劇

今日の新喜劇は、面白かつた。期待してないだけに、余計にだつたのかも。

友人に付き合つて、もらったので、より楽しかった。

ご主人のお昼を作ってから出てきて、アルションで、遅昼のランチを。

美味しいケーキと紅茶がついて、女の人ばかり。食事は、キッシュを選んだ。

とても美味しい。スープがついて、1500円。とてもリーゾナブル。

芝居が終わってから、夕食も一緒に。

築地の寿司三昧で、私はマグロばかり。

友人は、貝の寿司ばかり。

金曜日の道頓堀界隈から、心斎橋にかけて、通りは、混雑。寿司屋の中も、外国人を入れて満席。

昼の部は、道頓堀の400年記念の、芸術祭参加作品。そちらが観たかったけど、夜も十分楽しめた。

八千代座の玉三郎特別公演、

今思っても夢の舞台。

八千代座へは、熊本から電車で玉名まで行き、さこからは、無料の送迎バスに。

やまくちから来た女性と話しながらだつたので、周りの景色は、殆どわからなかった。

その人は山鹿に育ったひとで、お花参りをかねて、毎年、八千代座に来るのだそう。

空気までもが、のんびりして、日差しは柔らかく感じられる。

八千代座は、タイムスリップして、夢のなかにいるよう。

素晴らしい芝居小屋。明治43年に完成、翌年こけら落としの芝居小屋で、復興運動していた、女性からの手紙で、玉三郎が、小屋を訪れたのは、平成元年、廃城も同然の小屋だつたものが、江戸時代の芝居小屋の香りを残す小屋を見事に蘇らせた。

館内撮影禁止なのが、残念。

私の席が、最も条件の悪いせきだつたのが、今後につながる。

椅子席でないただめだということがわかった。一階の升席も狭いそうだけど、そこは、時代の情緒も味わえるので、良いとおもうけど、二階のわたしがもらった席は、スラープがついて、座布団が、前にずつて、座りにくい。前は、手すりによりかかれるので、問題ないだろつが、私は、前の人の頭に、後ろは、椅子席。間に挟まって、正座は出来ないので、後ろにリュックを置いて、座禅のように座って見ていたのだけど、足は痛くなつて、休憩の時に、起き上がるの膝から足が痛くて。

舞台は小さいので、玉三郎は、オペラグラスなくてもよく見える。

古い木組みの小屋なので、音響もよくて、声も通る。

最初に、口上が10分、20分やすみで、傾城と言う舞踊。花魁の打掛を観客に背中で、手を広げて披露して、何枚かの打掛が変わる

衣紋掛けにかけたやうに、手を広げて素晴らしい刺繍の豪華な打掛を披露してから、踊りが始まる。

玉三郎の美しさは、益々増すばかり。

花魁の頭のな、重い衣装で、動きは緩やか。素足で、床を鳴らして、変化をつける、

踊りは20分。休憩時間は、25分。

その間に、売り子が、席の間を縫って、カタログとカレンダーを求める人のところまで来て売る。一階などは、升席の惑星板わ歩いて。

最後の踊りは、玉三郎の最も大事にしている、藤娘。

狭い舞台に、藤の花を描いた屏風が、二枚。シンプルで、上品な美しさがある。

屏風のかげから、玉三郎が、少し身体を出して、恥じらいながら、出てきて踊る、衣装が何度も変わる。玉三郎は、完璧な美しさで若い娘を表現。

玉三郎の踊りは、アトホームな感じがして、余裕があり、楽しんでもいて、茶目っ気があり、観客との和の雰囲気が、踊りによく出ている。

あの小屋だけの玉三郎をみたような。

夢のようなしあわせな空間と時間を味わうことが出来て、本当にしあわせだと感謝します。

八千代座は、玉三郎と共に、25周年を迎え、私が見た日は、26年目だとか。

その間、玉三郎は、250回、八千代座の舞台に立っている。

どんなことが起こるかもしれない、不確かな日本、仮死状態だつた、自然が、人の温かさと、希望、努力にやつて、蘇つた舞台小屋、大正ロマンの夢の中舞台。

本当に大切なものが、そこに、確かに存在している。

八千代弁当、1500円の当日販売を買って、館内の席でたべました。沢山あって食べきらないのに、無理して食べましたので、夜は、部屋で サラダとヨーグルト、それに少しだけ鳥の唐揚げを買つたので、夕食に。

セブンイレブンの唐揚げは、ジューシーで、脂が乗って、美味しい。コンビニで、初めて買ったのですが。

歌舞伎座、昼の部

夜の部、阿古屋、だけ観られれば良いと思ってたけど、昼の部もよさそうなのて、買ったチケット。

昼の部は、盛り沢山で、華やかで、値打ちがあった。

3階の、4列目だつた。昨日の席は良くない。正面か、東側でないと、花道がみられないのは、知命的。

昼は、東に近い席だったので、花道が見えた。

今月は、仁左衛門が、阿呆の公家を演ずる、一絛大蔵と、阿古屋が、見所として、紹介されている。

仁左衛門は、関東でも花形役者。人気は高い。

菊五郎演ずる、人情話文七元結も面白かった。

歌舞伎シネマで、勘三郎と扇雀の夫婦役のコンビは、おお笑いさせてもらった。

扇雀が、おかしすぎるくらいの奮闘ぶり。

今回は、菊五郎と時蔵で、勘三郎と扇雀のものよりも、物足りないが、江戸の、あっさりした、品のあるお芝居ということなのかも。扇雀は、上方の役者だかし、勘三郎も笑いが、命のような演技をする役者だから、その違いがでている。

松緑の、歌舞伎十八番、矢の根、も華やか。

藤十郎が、ほんの少しだけ出ていた。

二世松緑の、法要に参加する形での、松緑が、五郎、藤十郎は、夢に出てくる、兄十朗の役で、

昼食は、地下で、歌舞伎弁当を買った。

小さいお弁当で、お腹がまだ食べたいと

言っていた。

帰りのラウンジで、ビールを。

阿古屋

10月の歌舞伎座は、芸術祭参加の、阿古屋。玉三郎しか出来ない、後継者が育たない、役所ですから、何が何でも観たくて、また、歌舞伎座にやってきました。

節約して、3階席の、西側の席。

花道は、見えません。ひがしがわは、すでに早くから売り切れでした。

横側の席なので、後ろは気にしないですむのですが、乗り出したら危険だからと言われています。

隣の女性は、その向こうの席の人が、前に乗り出したたり、立ったりして、不愉快な思いをしているようだつたのですが、咳が酷くて、阿古屋が、お琴をひきている間、ずっと咳き込んで止まらず、次に、三味線をひきている時も、また咳が出てうんざりしていたよう。

幕が降りると、すぐに出て行って、そのまま、付きの出し物では、席が空いていました。

阿古屋は、お琴、三味線、胡弓、を1時間くらいの間、演奏しなければならないので、誰も弾きこなせないのです。

歌右衛門から、受け継いで、玉三郎は、この難しい役を克服出来たのですが、後継者はいないのです。

歌舞伎座では、お囃子の三味線の音が大きすぎて、耳障りでした。

玉三郎の美しさは、南座の時やりも、もっと、という感じ。

幕見席が、まだ席があって、びっくり。

幕見席で、1200円で、阿古屋が、観られるなんて。

日によるとのことだけど、開演の時に、まだ、余裕があるのは、信じられない。

二幕目は、松緑の27回忌の法要記念で、松緑の当たり役だった、髪結い新三。

東男の切符の良い、松緑が、力演していたのでしようが、あまり面白くなかった。帰る人も。阿古屋が終わって、席も空いていました。休憩で帰った人も。

泊まりは、芝公園に近い、三田会館ホテル。

歌舞伎座にも便利でした。新しいホテルで、この時期は、何処も高いので、適合な値段で選んだホテル,

軽食の朝食つけて、8900円。

10月末日まてに、ポイントが消滅する、2000ポイントを使って、6900円で泊まることが出来ました。

飛行機は、ユナイテッドで貯めたマイルを使って。

本当に有難い。これだけは、すごく有難いです。